最適な素材を探して

段ボールの格子をサーフボードにすることは、思っていたほど簡単ではありませんでした。木、コルク、軽石、おが屑……。次々と試しては失敗し、それでも、その一つひとつの失敗が思いがけない答えへと少しずつ近づけてくれました。

次の実験に使う軽量粘土
私は竹編み技法の「四ツ目編み」を応用し、段ボールのパーツを組み合わせて、両手に収まるほどの大きさの長方形の格子状コアを作りました。

これをサーフボードの形に切り抜こうとしたのですが、思うようにいきませんでした。

どうしたものかと考えた末、格子状になった空間に何かを詰めて安定させれば、もっと楽に切り出せるのではないかと思いつきました。

では、その空間には何を詰めればよいのだろう。

サーフボードなのですから、まず軽く、水に浮く素材であることが条件です。そして、できることなら、最終的には分解されて土に還るような有機物質でできた素材であってほしい、そんな思いもありました。

まず考えたのは木でした。

木やコルクを切り出し、一つひとつを3cm四方の空間に収めてみてはどうだろうと考え、いろいろ試してみました。

しかし木は、この大きさに正確に切り出すこと自体が非常に難しく、一つひとつは軽く感じても、全体の重量として考えるとかなり重くなってしまうことが分かりました。美しい木製サーフボードが重いのも、そのためです。

それならコルクはどうだろう。

木よりも軽く、水にもよく浮くのではないかと思い、ホームセンターへ探しに行きました。いくつか見つけて手に取ってみましたが、意外に重量があり、しかも価格も高価でした。

「これでは私のサーフボードには向かないな。」

そう思い、店内を歩きながら、ほかに使えそうな素材はないものか探し続けました。

すると、

「軽石はどうだろう。石でも水に浮くはずだ。」

という考えが浮かびました。

実際に手に取ってみましたが、加工の難しさと、やはり全体としての重量を考えると、自分のサーフボードには適していないと感じました。

「加工が難しいのなら、ウレタンの発泡フォームのようなものを自分で作り、格子の中へ流し込めないだろうか。」

そんな発想が浮かびました。

しばらく考えた末、でんぷんを水でよく溶き、その中へ大量のおが屑を混ぜて格子の中へ流し込み、乾燥させればよいのではないかと思いつきました。

翌日、材木屋さんへ行き、おが屑を分けていただき、早速試してみました。

一日では乾かなかったので、数日そのまま置いて完全に乾燥するのを待ちました。

そして、ようやく手に取ってノコギリを入れようとした、その瞬間でした。

一種の絶望感が私を襲いました。

でんぷんと水を使っていたことに加え、季節が初夏だったこともあり、材料全体にカビが生えてしまっていたのです。

「これはダメだ。」

この方法には少なからず期待を抱いていただけに、突然、出口の見えない迷路へ迷い込んでしまったような気持ちになりました。

「困ったな……どうしたものか。」

ため息をつきながら考えていた、その時でした。

「ちょっと待て。自由な形に変えられて、好きなだけ詰め込めるもの。それは子どもの頃によく遊んだ粘土ではないか。」

しかし、普通の粘土では重くなってしまいますし、水にも浮きません。

「ほかにも種類があるかもしれない。」

そう思った私は、すぐに文房具店へ向かいました。

そこで、100%有機物質ではありませんが、粘土のように自由に形を変えられ、乾燥すると驚くほど軽くなり、しかも安価な素材を見つけました。

「よし、これを詰め込んでみよう。」

再び力が湧いてきました。

そして、明日が待ち遠しくなりました。


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段ボールでサーフボードの骨組みを作る

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