段ボールでサーフボードの骨組みを作ろうという試みで、私は竹編みの「四ツ目編み」の技術を取り入れることにしました。
まずは大量の段ボールが必要だと思い、スーパーマーケットへ行って不要になったものをもらってきました。そして、段ボールにカッターナイフやハサミで切れ込みを入れながら加工しているうちに、それぞれ厚さや柔らかさが違うことに気が付きました。
箱には商品名が書かれていたので見比べてみると、重い商品を入れる箱や割れ物を入れる箱など、それぞれの用途に応じて紙の柔軟性や剛性が異なっていました。また、段ボール特有のフルート(2枚の厚紙の間で波状になり、クッションの役割を果たしている部分)も、その波形にはさまざまな種類があることを知りました。
私は、柔らか過ぎず硬過ぎないもの、そして厚さが約5mmの段ボールを選ぶことにしました。選定の基準は、最低限の強度を確保しながら、できるだけ軽量に仕上げることでした。
こうして、幅20cm、長さ30cm、厚さ3cmほどの大きさの試作品を作ってみることにしました。出来上がったものを手に取り、上から力を加えたり、ねじったりして耐久性を確かめてみました。
この時点での正直な感想は、「きちんと組み上げれば十分な負荷に耐えられるのではないか」というものでした。ただし、組み上げた際にできる四角形の空間の大きさによって、上から加わる荷重への強さが大きく変わることも分かりました。
そこで、いくつか異なる大きさの試作品を作り、自分の体重をかけて強度を比較した結果、3cm四方が最も適しているという結論に至りました。
このような試行錯誤を経て段ボールのパーツを組み上げ、20×30×3cmの長方形のコア(母体となる塊)が完成しました。
さて、このコアからサーフボードを作るにはどうすればよいのでしょうか。
私は、この小さなコアをサーフボードの形に切り出してみようと考えました。まずはカッターナイフを使ってみましたが、思うように切ることができませんでした。次に、さまざまな種類の鋸を試してみることにしました。カッターナイフよりは切りやすかったものの、きれいな曲線を出すことはできませんでした。
私は、焦りにも似た感情が少しずつ込み上げてくるのを感じました。
「どうしたら、この四角いコアからサーフボード特有の美しいカーブを生み出せるのだろうか。」
汗を流しながら考え続けるうちに、心は次第に絶望に近い境地へと追い込まれていきました。
ここ数週間、私は「何か新しい扉を開いてやろう」という希望に燃え、このプロジェクトを夢中で進めてきました。もしここで行き詰まり、歩みを止めてしまえば、これまで積み重ねてきた努力は水の泡になります。それだけではなく、この先の自分の生き方にまで影響してしまうような気がしていました。
「何か方法はないだろうか……。」
そのとき、ふと一つの考えが頭に浮かびました。
「ちょっと待てよ。野菜を切るときでも、中が空洞になっているものは切りにくい。でも、中身が詰まっているものは簡単に切れるじゃないか。そうだ、この3cm四方の空間に何かを詰めれば、きっと切りやすくなるはずだ。」
この苦肉の策ともいえるアイデアが、まさにぎりぎりのところで生まれたのです。
しかし、新たな問題が待っていました。
さて、この3cm四方の空間に、一体何を詰めればよいのだろうか。
また新たな課題が登場したのです。
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